マヒンドラレーシング

インドの自動車メーカーであり、多業種のコングロマリットであるマヒンドラグループがオーナーを務めるフォーミュラEチーム。2輪ロードレースのMoto3にマニュファクチャラーとして参戦しつつ、フォーミュラEには創設期のボードメンバーとしてシーズン1（14年-15年）から参戦。黎明期のシーズン3（16年-17年）ではチームランキング3位を獲得した。好成績の原動力となったのは当時若手だったフェリックス・ローゼンクビストの起用。ベテラン選手が中心だったフォーミュラEにF3マカオGPなどの公道レースで光り輝く才能を見せた若手は初優勝も達成。米国インディカーに転向して今も活躍しているのはご存知の通りだ。若手を起用して速さでライバルを凌駕するというトレンドを作ったチームだ。近年は成績が低迷していたが、「Gen3 Evo」が導入された昨シーズンは元チャンピオンのデ・フリースと公道マイスターのモルタラが合計5回の表彰台を獲得し、ランキング4位に。長いトンネルから脱出しようとしている。