エドアルド・モルタラ

2000年代後半にF3に参戦しF1を目指していたエドアルド・モルタラがその類稀なる才能を見出したのが公道レースのマカオGPだ。2008年に2度目のF3マカオGPで2位表彰台を獲得すると、2009年、2010年とマカオGPを2連覇。その後はGTカードライバーとしてマカオGTカップに参戦を続け、現在に至るまでマカオの公道レースに優勝請負人として挑戦をし続けている。そんな公道マイスターぶりを買われ、フォーミュラEにはシーズン4（17年-18年）にヴェンチュリからデビュー。初開催の公道コースに強く、プエブラ、マラケシュ、ソウルなどで通算6勝を飾っている。シーズン8（21年-22年）にはシリーズランキング3位を獲得。マシンに競争力があれば着実に上位フィニッシュを果たせる実力はさすが公道マカオのマイスターであり、「Gen3 Evo」になって復調したマヒンドラで昨シーズンは3年ぶりとなる表彰台を獲得した。