ニック・デ・フリース

FIA WECで「Toyota Gazoo Racing」のハイパーカーを駆るドライバーとしても知られるニック・デ・フリース。彼は元々、レーシングカート時代にマクラーレン／メルセデスの育成プログラムでその才能を見出された。ただ、フォーミュラカーにステップアップしてからはやや苦戦。FIA F2のチャンピオン獲得までには3年かかり、メルセデスのF1シートには空きがなかった。そんなデ・フリースに与えられたのがフォーミュラEのシート。2年目のシーズン7（20年-21年）にシリーズチャンピオンを獲得した。その後、低迷していたウィリアムズからF1にスポット参戦した際に9位入賞を果たして、翌年アルファタウリからF1デビューするもシーズン途中で解雇。その後はWECでトヨタ、フォーミュラEではマヒンドラという二刀流でレースを闘っている。フォーミュラEでも昨シーズンはその速さが復活した印象で、得意のロンドンでは2戦連続の2位表彰台を獲得した。