アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ

フォーミュラEキャリア12年目で4回目のチーム移籍を決断したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの新天地は「ジャガー」だった。昨シーズン、キャリア最多となる年間4勝をマーク。しかし、今季は3シーズン所属したポルシェワークスを離れてのジャガー移籍となった。F3マカオGPで2012年に優勝し、未来のF1ドライバー候補として注目されるも、その後はF1への糸口は見つからず、DTMなどに参戦。フォーミュラEにはシーズン1の2戦目から参戦を始めた。チームは鈴木亜久里が共同設立者となったアムリン・アグリ。デビューから3戦目のブエノスアイレスで並み居る元F1ドライバーを抑えて初優勝したインパクトは大きかった。その後は「Gen2」シャシー導入の初レースで優勝（当時BMW i Andretti）。翌シーズン6（19年-20年）はDSテチータに移籍して初のシリーズチャンピオンに輝いた。「Gen3」導入のシーズン9（22年-23年）からはポルシェに移籍。3シーズンで6勝をマークする活躍を見せ、昨シーズンはチームとマニュファクチャラーズ王座獲得に貢献した。今季はFIA WECでアルピーヌをドライブすることも決定している。