テイラー・バーナード

「フォーミュラEの超新星」と呼べる21歳、テイラー・バーナードは2023年、フォーミュラリージョナル・ヨーロッパ選手権においてアンドレア・キミ・アントネッリとチャンピオン争いを展開した逸材だ。2024年にはFIA F2に参戦し、アントネッリ、ボルトレート、ハジャーらF1昇格を果たした次世代F1ドライバーらと対決。モナコGPの前座レースではF2初優勝を達成した。しかし、バーナードが選んだ将来の選択肢は「フォーミュラE」だった。2023年末のルーキーテストでマクラーレンに乗り最速タイムをマークすると、2024年のモナコで代役デビュー。当時19歳の最年少デビューだった。次ぐベルリンでは2戦連続のポイント獲得を果たした。レギュラーに昇格した昨シーズンは未経験のサンパウロでいきなり3位表彰台デビュー。ジェッダとモナコではポールポジションを獲得するなど次々に最年少記録を打ち立てた。マクラーレンの撤退により、今季はステランティスグループの「DSペンスキー」に移籍。キャリア初優勝が期待される。