マキシミリアン・ギュンター

ドイツ人ドライバーの登竜門レースであるフォーミュラBMWでデビューし、FIA F3ではジョージ・ラッセル、ランド・ノリスらとチャンピオンを争ったギュンター。残念ながらF3でもF2でもチャンピオンにはなれなかったが、ポー（フランス）での優勝、マカオGPでの好走など市街地レースでの活躍には定評があったドライバーだ。早い段階で市街地レースが多い「フォーミュラE」にキャリアの軸を定め、参戦2年目のシーズン6（19年-20年）ではBMW i Andrettiに移籍し、サンティアゴで初優勝を飾る。その後、日産、マセラティと中堅チームを渡り歩きながらもトータル5勝をマーク。2024年、初開催の東京でも優勝を果たした。その実力が評価され、ステランティスグループのドライバー組み替えで昨シーズンから「DSペンスキー」に移籍。成績にムラがあるものの、ピッタリ決まった時の爆発的な速さはギュンターの最大の魅力。今年も得意の東京での活躍も期待したい。