ブエルタ・ア・エスパーニャ2024

STAGE 09

第9ステージ

モトリル>グラナダ

178.5 km
8月25日(日)午後9:50 - 深夜1:35
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
グラナダへ伝統のダウンヒルフィニッシュ!

コースの特徴

コースマップ

大会1週目のクライマックスは、グラナダへの、いわば伝統のダウンヒルフィニッシュ!過去幾度となく手に汗握るサスペンスを演出してきたこの町で、2024年も、なにかが起こる。

スペイン南部アンダルシアで過ごす最後の日。海からほんの2kmほどの町からスタートを切ると、とうとう夏の地中海を1度も眺めることなく、プロトンは北の山場へと一心不乱に突き進む。目指すはシエラネバダ。多くのチームが高地合宿の地に選ぶ、おなじみの山場だ。

累積獲得標高は今大会2番目に多い4370m

ステージ半ばでいよいよ連続登坂へ突入する。以降、選手たちは、長い山道の上り下りをひたすら繰り返す。下り切った先には1mの平地もなく、息つく暇など一瞬たりとも存在しない。累積獲得標高は、今大会2番目に多い4370mに至る。

まずは1級山岳エル・プルチェ(登坂距離8.9km、平均勾配7.6%、最大17%)へ。終盤に挟まれた1kmほどの下りを除けば、実は平均9%台という過酷な難峠だ。ちなみに同山は「モナチル」という名でも知られ、たいていはここからグラナダへと急降下してきた。

ただし今ステージは、下りの途中で、1級山岳アサリャナスへと寄り道する。登坂距離7.1km・平均勾配9.5%という、ひどく恐ろしい迂回路だ。しかも登坂口からいきなり13%超の激勾配で、その先5kmは延々二桁台という激烈さ。最大20%!まさに壁。しかも、これを、2回もよじ登らねばならない。

締めくくりは全長22.7kmのダウンヒル。2006年にヴィノクロフがこの下りで出し抜き、逆転総合首位に立った。翌2007年には「ヴィノにインスピレーションを受けた」S・サンチェスがやはり猛烈に下り、区間勝利と後の逆転総合表彰台への足がかりを作った。それ以来初めての……そして大会史上20回目のグラナダフィニッシュ。翌日に1回目の休息日を控え、大胆な攻めを企てる勇者が現れるか。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
40 km/h 38 km/h 36 km/h 40 km/h 38 km/h 36 km/h
178.2 km オフィシャル
スタート
12:49 12:49 12:49 19:49 19:49 19:49
81.3 km 1級山岳 15:14 15:22 15:30 22:14 22:22 22:30
54.0 km 1級山岳 15:55 16:05 16:16 22:55 23:05 23:16
31.6 km 中間SP 16:28 16:40 16:53 23:28 23:40 23:53
22.7 km 1級山岳(B) 16:42 16:54 17:08 23:42 23:54 00:08
0.0 km フィニッシュ 17:16 17:30 17:46 00:16 00:30 00:46

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