コースの特徴
蛇行し続ける道の終わりには、飛びっきりの激勾配が待っている。大会開幕から1週間。3度目の上りフィニッシュが、刺激的なマイヨ・ロホ争いを演出してくれるはずだ。
道が険しさを増すのは、折り返し地点を過ぎてから。スタート直後はオリーブ畑の間を黙々と突き進み、そこからカソルラ山脈自然公園にも足を踏み入れるが、あくまで道はなだらかなまま。100kmほど走ってようやく、プロトンは山にぶち当たる。
まずは2級山岳ミラドール・デ・ラス・パロマス(登坂距離7.3km、平均勾配5.7%)で足慣らし。山頂のミラドール=展望台で見事なパノラマを堪能したら、ダウンヒルは集中してかかるべし。延々25kmほども続く長い下りの序盤には、ヘアピンカーブが連続で登場するし、なにより途中は、最終山岳の登坂路と一部重複している。
残り40km前後で、フィニッシュ手前2.5kmほどの地点を通過した後、そのまま下って大きく一周回。最後は下った道を逆走する形で、最終3級山岳シエラ・デ・カソルラへと挑みかかる。
序盤1km平均勾配17.3%
全長4.8kmの山道は、登坂口でいきなり差が生まれるかもしれない。全体の平均勾配は7.1%に過ぎないが、序盤1kmだけなら平均勾配17.3%と爆発的。20%ゾーンも待ち受ける。一旦勾配は3%台に緩むものの、山道の半ばで再び10%台に跳ね上がる。
さて、プロトンが「下り」で下見したのはこの近辺まで。また2015年にも同地で区間が争われたが、実は今回は、9年前よりもさらに1.5km先までよじ上る。つまり恐ろしき勝負地は誰にとっても未知の場所。……フィニッシュラインまで700m以上にもわたり、延々13%超が続くのだ。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図

Detail
詳細

Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
45 km/h | 43 km/h | 41 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 41 km/h | ||
158.7 km | オフィシャル スタート |
13:49 | 13:49 | 13:49 | 20:49 | 20:49 | 20:49 |
53.6 km | 2級山岳 | 16:09 | 16:15 | 16:22 | 23:09 | 23:15 | 23:22 |
19.2 km | 中間SP(B) | 16:55 | 17:03 | 17:13 | 23:55 | 00:03 | 00:13 |
0.0 km | 3級山岳 フィニッシュ |
17:20 | 17:30 | 17:41 | 00:20 | 00:30 | 00:41 |