ツール・ド・フランスを知るための100の入り口

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:招致の裏側



ツール・ド・フランスを招致するためには、主催者に対して権利料の支払いが必要となる。招致する理由はさまざま。例えば、

●ツールでおなじみグルノーブルのケース
町の人の証言:「グルノーブルは、1968年冬季オリンピックを招致したの。だから、町の財政は苦しいんだけど、スポーツを支持している証に、ちょっと見えを張って誘致したがるのよ」

なお、1905年〜14年まで(さらに戦争の中断期を挟んで1919年〜21年まで)、グルノーブルはツールのルートに100%含まれていた。そんな歴史的背景もあるのかもしれない。

●2009年グランデパールとなったモナコのケース
町の人の証言:「ツールをこの地で開催するのは、アルベール2世の長年の夢でした。なにしろ彼は、冬季オリンピックのボブスレー種目に5大会連続で出場なさったお方。5回も、です。通常では考えられない偉業。だからこそ、スポーツに情熱を傾け、その価値をなによりもご存知なのです。そうそう、昨日はマチュアの自転車レースに出場してましたっけ。でももちろん、1位、2位を争うような走りじゃなく、単なるホビーレーサーなのですけどね」

まるでご近所の知り合いのことを話すかのような気軽さに、アルベール2世が町の人たちに親しまれ、慕われているさまが伝わってくる。

※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。

写真:Yuzuru SUNADA


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