◆10月3日(土):シュパルカッセン・ミュンスターラント・ジロ
ドイツでも有数の自転車どころであるミュンスターラント地方を舞台とするワンデーレース。UCIプロシリーズにカテゴライズされるトップカテゴリーからアマチュア向けのレースまで、幅広いイベント設定で年々ファンを増やしている。
コースは起伏のある地形と、基点となるミュンスター市街地の平坦路がミックス。例年、市街地サーキットで集団が高速化し、フィニッシュは大激戦に。名のあるスプリンターがタイトルを獲得しており、過去2年はヤスペル・フィリプセン(アルペシン・プレミアテック)が優勝している。
◆10月8日(木):グラン・ピエモンテ
伝統的に9月半ばからおおよそ1カ月にわたって集中的に編成されるイタリア開催のワンデーレース。なかでもグラン・ピエモンテは、イル・ロンバルディア前哨戦としての意味合いが強い。
毎年コースが変わるが、今年はアスティからブラまでの185kmで争われる。大小のアップダウンが連続するレイアウトで、レース後半にかけてはラ・モッラの上りを2回越える。また、フィニッシュ前も上り基調で、最後の1kmは8%の勾配。25チームの参戦が予定され、フィリッポ・ガンナ(ネットカンパニー・イネオス)やイサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ・XRG)らの出走が見込まれている。
◆10月10日(土):イル・ロンバルディア
シーズン最後のモニュメント、イル・ロンバルディア。毎年スタート地とフィニッシュ地を入れ替えるのが慣例だが、今年はベルガモを出発し、239km走ってコモへと到達する。9つの登坂区間と獲得標高4600mのコースが、長いシーズンを戦い抜いた選手たちの前に立ちはだかる。
特に後半は集団の絞り込みと強力なアタックの応酬となりそう。サイクリストの聖地「マドンナ・デル・ギザッロ」を越えるとフィニッシュまでは60km。やがてコモの街へと入り、終盤セクションは22kmの周回コース。2回上るサン・フェルモ・デッラ・バッタリアと、10%を超える急坂チヴィーリオが勝負を左右する。2回目のサン・フェルモを上ると残りは6km。ハイスピードのダウンヒルをこなしたら、その先には栄光のフィニッシュが待っている。
◆10月11日(日):パリ~トゥール
フランスではシーズン最後のラインレースとして開催される。長かったシーズンの締めの一戦としても世界的に知られ、かつてはスプリンターズクラシックとして選手からも、ファンからも愛されてきた。
2018年からグラベル区間を採用。この間には急坂区間も控えていて、近年はワンデーレースを得意とする選手向きのコースレイアウトになっている。今年はレース距離を216.2kmに設定。風の吹き方によっては集団が分断し、前のグループがそのまま逃げ切る流れも想定される。そして最後は、トゥール市庁舎に向かう800mストレートで勝負が決する。
文:福光 俊介






