ジロ・デ・イタリア2025

STAGE 15

第15ステージ

フィウーメ・ヴェーネト>アジアーゴ

219 km
5月25日(日)午後9:00 - 深夜1:20
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:05 - 深夜2:25
J SPORTSオンデマンド限定
ジロ一行はとうとうドロミテ山塊へ

コースの特徴

コースマップ

大会も残り1週間。とうとうジロ一行がドロミテ山塊に足を踏み入れ、マリア・ローザを巡る全力の殴り合いの時間がやってきた。翌日は大会3度目にして最後の休息日。明日のことなど考える必要はない。

今大会で2番目に長いステージでは、第1中間ポイントで、ちょうど100年前にツール・ド・フランス2連覇を果たしたボッテキアの生地に敬意を表する。45km地点の4級山岳は登坂距離こそ1.1kmと短いが、平均勾配12.3%・最大19%。文字通りの「ムーロ=壁」だ。

メインイベントは、間違いなく、ステージ半ば過ぎにそびえる1級モンテ・グラッパ。山道は全長25.1kmと今大会で最も長い。平均勾配は5.7%に過ぎないが、これは単に中盤に険しさが緩むゾーンが挟まれているから。特に山道の序盤は9kmにわたって、7%台後半の難勾配が延々と続く。

ちなみに昨大会の第20ステージではモンテ・グラッパを2回上り、マリア・ローザのポガチャルが約34kmもの大独走勝利をさらってしまった。……幸か不幸か今回の登坂は1度だけ。しかも反対側から上る。また、1年前は下った先でフィニッシュを迎えたが、今年は25kmものダウンヒルを終えた後でさえ、目的地はいまだ60kmも離れている。

最終盤はむしろ2017年第20ステージの地形に似ている。当時はもう1つ山をこなし、そのまま高台で、総合上位勢による超高速の追いかけっこが繰り広げられた。この日のプロトンもまた、2級山岳(16.4km、5.4%)をよじ登る。山の中腹にボーナスタイム「レッドブル」ポイントがねじ込まれているから、総合勢は必死にならざるを得ないだろう。ただ上りきった先の高原部分は、8年前の約2倍。27kmとひときわ長い。

興味深いことに、T・ピノが栄光を勝ち取った8年前とは、アジアーゴへの進入経路もフィニッシュラインも異なる。どこかで見たことがあるような気がする場所で、見たことのない展開が繰り広げられるのかもしれない。

text:宮本あさか




MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細 詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
41 km/h 39 km/h 37 km/h 41 km/h 39 km/h 37 km/h
219.0 km オフィシャル
スタート
11:35 11:35 11:35 18:35 18:35 18:35
188.4 km 中間SP 12:11 12:13 12:16 19:11 19:13 19:16
174.3 km 4級山岳 12:33 12:36 12:39 19:33 19:36 19:39
128.2 km 中間SP 13:30 13:35 13:41 20:30 20:35 20:41
80.4 km 1級山岳 14:48 14:57 15:10 21:48 21:57 22:10
33.2 km レッドブルKM 16:07 16:23 16:41 23:07 23:23 23:41
27.5 km 2級山岳 16:20 16:37 16:58 23:20 23:37 23:58
0.0 km フィニッシュ 16:53 17:12 17:32 23:53 00:12 00:32

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