ジロ・デ・イタリア2023

STAGE 10

第10ステージ

スカンディアーノ>ヴィアレッジョ

196 km
5月16日(火)午後9:00 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:55 - 深夜2:00
J SPORTSオンデマンド限定
逃げ屋とスプリンターの駆け引きに要注目

コースの特徴

第10ステージコースマップ

1回目の休息日の翌日。何事もなければ、総合系ライダーたちにとっては、それほど難しいステージにはならないはず。もちろんグランツール休息日明けにありがちな「休みボケ」には注意すべし。むしろこの日は逃げ屋とスプリンターの駆け引きに要注目。特にマリア・チクラミーノが欲しい面々は、2日連続のスプリントチャンスを逃してはならない。

前半は中級山岳ステージ。スタート直後からいきなり上り基調で、しかも細かい起伏が繰り返し襲いかかる。さらには、すでに何度となくプロトンを苦しめてきたアペニン山脈を、改めて乗り越えねばならない。87.5km地点にそびえ立つ2級ラディーチ峠は、正式な登坂距離こそ7.1kmだが、実質は40km近くもかけてじわじわと標高1527mまで上り詰める。平均勾配も4.4%と易しめながら、最大11%ゾーンも潜む。

山頂からは30km近いダウンヒル。開催委員会曰く「テクニカルかつスピードの出る下り」。つまりヘアピンカーブはそれほど無い代わりに、細かいうねりがうんざりするほど続く。下りきった直後には、休む間もなく4級モンテペルポリもこなす。

一方の後半は平坦ステージ。4級山岳を終えると、残り70km、道はすっかり平坦(しかも下り基調)になる。ラスト20kmにほんの小さな出っ張りが待ち受けるが、それほど恐るべきものではない。ちなみに昨大会13日目の前半起伏・後半平坦ステージでは、ラスト1kmで、スプリント列車がぎりぎり逃げを吸収した。一方の同じく第18ステージは、たった4人の小さな逃げが、14秒差で追走をかわし切った。

ラストは5日ぶりにティレニア海岸へ。ティレーノ〜アドリアティコ開幕TTの舞台としてもおなじみ、文字通り一直線&完璧に平坦な海岸道路を3.6km突き進んだ果てに、フィニッシュラインは引かれている。

text:宮本あさか


MAP




Difference in height
高低差図
第10ステージ高低差図
Detail
詳細
第10ステージ ラスト3km 第10ステージ ラスト3km勾配
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
42km/h 40km/h 38km/h 42km/h 40km/h 38km/h
0km地点 スタート 12:20 12:20 12:20 19:20 19:20 19:20
48.1km地点 中間SP 13:33 13:37 13:42 20:33 20:37 20:42
87.5km地点 2級山岳 14:36 14:44 14:53 21:36 21:44 21:53
120.7km地点 4級山岳 15:22 15:32 15:44 22:22 22:32 22:44
154.1km地点 中間SP 16:03 16:16 16:30 23:03 23:16 23:30
196.0km地点 ゴール 16:59 17:14 17:30 23:59 00:14 00:30

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