小林海

2016年、伊豆大島で開催されたロードレース全日本選手権でU23のロードレースと個人タイムトライアルを制し、イタリアのチームに所属して初出場した2019年のツアー・オブ・ジャパン（UCI2.1）では個人総合8位となって非凡な力を見せた。2022年からはマトリックスパワータグに所属。同年圧倒的な強さを見せて国内ロードレースシリーズの「Jプロツアー」で年間総合優勝を勝ち取った。しかし全日本選手権では優勝候補筆頭に挙げられながらもなかなか勝てず、U23での優勝から8年経った今年の全日本選手権で、ようやくエリート日本一の座を掴んだ。

フランシスコ・マンセボをはじめとするスペイン語圏のチームメイトとのコミュニケーションを問題なくこなし、安原監督からは冗談で「スペイン人枠」と言われるほど。個性的なSNS投稿はファンも多い。

全日本選手権以降も好調を維持しており、レースの重要局面では真新しい全日本チャンピオンジャージが必ず絡んでくる。ジャパンカップでも日の丸カラーのスペシャルバイクと共に「ガチる」姿が見られるか。