ビニヤム・ギルマイ
Intermarché - Wanty
ビニヤム・ギルマイBiniam GHIRMAY HAILU
PROFILE
- チーム
- アンテルマルシェ・ワンティ
- 生年月日
- 2000年4月2日
- 身長/体重
- 184cm/70kg
- 国籍
- エリトリア
- Strava
- @GrmayeBiniam
- biniam_girmaye_hailu_
- Biniam Girmay
- Archive
- 2023・2022
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:区間1勝
- 2019年:ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ区間優勝、ツアー・オブ・ルワンダ区間優勝
- 2020年:ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ ポイント賞、ツール・デュ・ドゥー2位、ジロ・デッラ・トスカーナ4位
- 2021年:クラシック・グラン・ブザンソン・ドゥー優勝、ツール・デュ・ドゥー2位
- 2022年:チャレンジ・シクリスタ・マヨルカ(トロフェオ・アルクディア)優勝、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、国内選手権個人タイムトライアル優勝
- 2023年:トロフェオ・セス・サリナス3位、トロフェオ・パルマ2位、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 区間優勝、ブリュッセルサイクルクラシック4位、ツール・ド・スイス 区間1勝
- 2024年:サーフコーストクラシック優勝
2021年から2022年にかけての2シーズンは初もの尽くし。ロード世界選手権U23では、アフリカ系ライダーとして初の銀メダリストに。ヘント〜ウェヴェルヘムでは劇的な勝利を挙げ、ジロ・デ・イタリアでのステージ優勝も。これらもアフリカ系ライダーとしては初めての快挙で、グローバル化が進むサイクルロードレース界の旗手にとなった。
しかし、2023年は試練のシーズンに。ツール・デ・フランドルでは時速75km出ていた状況からバランスを崩した他選手に絡み落車。脳震盪に見舞われ、2週間ほど安静を余儀なくされた。それでも復帰して、ツール・ド・スイスで1勝したけど、初出場のツール・ド・フランスはステージ3位が最高。たびたび体調不良にも泣かされた。
それでも、大きなレースをいくつも走れたことは良い経験になった。とりわけ、ツールはプロトンの緊張感がまったく違うことを知り、本気で向き合わないと勝てないと悟った。
今まで「帰国する時期だから」と避けていたパリ〜ルーベの初出場が控えている。昨年不発に終わったツールもステージ優勝を目指す。「フランドルのクラッシュで入院していた間、毎日チームメートやスタッフがお見舞いに来てくれたんだ。そのお礼を走りで返したいと思ってね」。大いなる責任とともにリベンジのシーズンをスタートさせている。
text:福光俊介