エンリク・マス

Movistar Team

エンリク・マスEnric MAS NICOLAU

PROFILE

チーム: モビスターチーム
生年月日: 1995年1月7日
身長/体重: 177cm／61kg
国籍: スペイン
Strava
Twitter: @EnricMasNicolau
Instagram: enric_mas_
Facebook: Enric Mas Nicolau

【Past results】
ツール・ド・フランス：2020年総合5位、2021年総合6位
ブエルタ・ア・エスパーニャ：2018年総合2位＆ヤングライダー賞、2020年総合5位＆ヤングライダー賞、2021年総合2位、2022年総合2位、区間1勝
2017年：ブエルタ・ア・ブルゴス総合2位＆ヤングライダー賞
2018年：ツール・ド・スイス総合4位＆ヤングライダー賞、イツリア・バスク・カントリー総合6位＆ヤングライダー賞
2019年：ツアー・オブ・広西総合優勝＆ヤングライダー賞、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合4位
2021年：ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合3位、モンヴァントゥー・チャレンジ3位
2022年：ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合4位、ジロ・デッレミリア優勝、イル・ロンバルディア2位
2023年：ブエルタ・ア・アンダルシア総合5位

アレハンドロ・バルベルデが現役生活を終えた今、モビスターのリーダーの座を一人で引き継ぐこととなった。昨年は、ツール・ド・フランスのパリ到着3日前に新型コロナ陽性によりDNS。「彼にはまだリーダーとしての能力がない」というチームマネージャーのエウセビオ・ウンスエの発言もあった。しかし、8月にはリセットする時間を設け、その結果、ブエルタ・ア・エスパーニャでは3回目の総合2位の座を獲得。チームランキングが低迷し、UCIワールドチームライセンス確保に困難を極めたたモビスターの救世主として舞い戻ることとなった。

マスにとってバルベルデのキャリア最後の時期をともに過ごした経験は貴重なものだった。3年間で140日以上レースをともにし、リーダーシップをバルベルデから学んだ。

「彼からできるだけ多くのことを学ぼうとしてきた。何年もかけてそれを発展させていければ」と語る。

今年初戦のブエルタ・ア・アンダルシアではタデイ・ポガチャルに張るクライミング能力を早速披露している。

今年も狙うのはツールとブエルタ。特に、今回は世界選手権後に行われるブエルタでは、個人タイムトライアルは25kmの一回のみ。マスのようなクライマーにとっては絶好のチャンスとなるはずだ。

text：滝沢佳奈子　写真：© Cxcling Creative Agency / Movistar Team