リチャル・カラパス

INEOS GRENADIERS
エクアドル

リチャル・カラパスRichard CARAPAZ

リチャル・カラパス
PROFILE
チーム
イネオス グレナディアーズ
生年月日
1993年5月20日
身長/体重
170cm/62kg
国籍
エクアドル
twitter
@RichardCarapazM
Instagram
richardcarapaz
  • Past results:
  • ジロ・デ・イタリア:2019年総合優勝、区間通算3勝
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ:2020年総合2位
  • 2017年グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート2位、ルート・デュ・スュド ヤングライダー賞
  • 2018年ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝
  • 2019年ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝&ポイント賞
  • 2020年ツール・ド・ポローニュ区間優勝
  • 2021年ツール・ド・スイス総合優勝

昨ツール・ド・フランスの第18ステージ、同僚クフィアトコフスキーと肩を組み合い笑顔でフィニシュラインを越えた。ディフェンディングチャンピオンとしてジロ・デ・イタリア行きの予定が、急遽ツールへ招集され、しかもエースのベルナルは途中リタイアし、突如として自らの両肩に重圧がのしかかってきたが……3日連続大逃げの、その3日目に、きっちりと責任を果たした。


直後のブエルタで総合2位に食い込んだエクアドル人は、今年のツールでは元ツール覇者トーマス、昨ジロ覇者ゲイガンハート、昨ツール総合3位ポートと共にスタートラインに立つ。チームメートとの協力体制について心配はしていない。だって綺羅星軍団イネオスは「団結力が強く、まるで5年前から在籍しているかのように」居心地がいい。いずれにせよモビスター時代に複数リーダー制で味わった、「常に背後にはナイフがあり、いつ自分が刺されるか分からない感覚」など皆無なのだ。


「カルチの機関車」は今季は3月半ばまでゆっくりと母国で過ごした。シーズン開始を遅らせた理由は、ツールにできる限りフレッシュな状態で乗り込むため。地元で自らが立ち上げた自転車クラブの世話をしたかったからでもある。現在はすべての自治体にクラブを配置し、「原石」を発掘・支援していくよう、政府に呼びかけているところ。この野望を達成するためには、自らのツール総合優勝こそが……さらには東京五輪での金メダルこそが、最大の起爆剤になると分かっている。

text:宮本あさか