ジュリアン・アラフィリップ
DECEUNINCK - QUICK STEP

ジュリアン・アラフィリップJulian ALAPHILIPPE

PROFILE
- チーム
- ドゥクーニンク・クイックステップ
- 生年月日
- 1992年6月11日
- 身長/体重
- 173cm/60kg
- 国籍
- フランス
- @alafpolak
- alafpolak
- Past results:
- 世界選手権ロード:2020年優勝
- ツール・ド・フランス:2018年山岳賞、2019年総合敢闘賞、区間通算6勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間通算1勝
- 2016年ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝
- 2018年フレッシュ・ワロンヌ優勝、クラシカ・サンセバスティアン優勝、ツアー・オブ・ブリテン総合優勝
- 2019年ストラーデ・ビアンケ優勝、ミラノ〜サンレモ優勝、フレッシュ・ワロンヌ優勝
- 2021年ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、フレッシュ・ワロンヌ優勝
2019年はマイヨ・ジョーヌ14日間で国民的スターとなり、2020年はフランスに23年ぶりに世界選ロードタイトルを持ち帰り、まさしく英雄になった。年間最優秀自転車選手賞はログリッチにさらわれたが、仏国内では代わりに「年間最優秀フランス人アスリート」や「仏チャンピオン中のチャンピオン」にその名が踊った。大晦日には仏公営放送局で、「今年の顔」として特別インタビューさえ放映された。
かつてはむしろ2位ハンターだった。プロ2年目、22歳にして初出場フレーシュ・ワロンヌ2位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2位。その後のツアー・オブ・カリフォルニアでも総合2位。翌2016年フレーシュも2位だったし、初出場ツールも2日目2位で、その後5日間に渡り総合2位のまま。
いつだってハンドルを叩いて悔しがったものだ。しかし2018年ついにフレーシュを射止めると、快進撃が始まった。夏のツールでは区間2勝に山岳賞を持ち帰り、翌19年はミラノ〜サンレモでモニュメント勝者にさえなった。そして栄光のツールへと続く……。
自らを「ハイパーアクティブ」と称し、うっかり屋さんなのは王者になっても相変わらず。昨ツール第5ステージの許可ゾーン外での補給→降格→マイヨ・ジョーヌ損失事件しかり、リエージュでのアルカンシェル姿でのガッツポーズ事件しかり(最終的に5位)。2021年中にはパパになるのだから、そろそろ貫禄がつくだろうか?
今年はまずはリエージュまで全力で突っ走る予定。その後のことはその後に考えるそうだ。ただ、いつも繰り返しているように、ツールの総合は「狙わない」。
text:宮本あさか 写真:©Deceuninck – Quick-Step Cycling Team