デトロイト・タイガース(アメリカンリーグ中地区) チーム紹介
デトロイト・タイガース
TEAM INFORMATION
基本情報
- 創設
- 1901年
- 監督
- A.J.ヒンチ
- スタジアム
- コメリカ・パーク(2000年開場)
- 収容人員
- 4万1083人
- 優勝回数
- ワールドシリーズ優勝4回
リーグ優勝11回
地区優勝7回
- 在籍中の日本人選手
- 前田健太
- 過去在籍した日本人選手
- 木田優夫、野茂英雄
- 過去5年間の順位
-
- 2024年
- 中地区3位 ディビジョンシリーズ敗退
- 2023年
- 中地区2位
- 2022年
- 中地区4位
- 2021年
- 中地区3位
- 2020年
- 中地区5位
球団創設は1901年で、同年に結成されたアメリカンリーグのオリジナルメンバーである『クラシック・エイト』の1つ。前身の歴史を含めると、そのルーツは1894年まで遡ることができる。
球史にその名を残したタイ・カッブがチームを牽引した黎明期は、1907年から09年にかけて、3年連続でリーグ制覇を達成。1935年には、ハンク・グリーンバーグや、グース・ゴスリンら、その後に殿堂入りした4人の選手を中軸に据え、初のワールドシリーズ制覇を果たす。
以後は、1940年代、1960年代、そして1980年代と、ほぼ20年のサイクルで世界一に輝くも、名将スパーキー・アンダーソンがチームを率いてワールドシリーズ制覇を遂げた1984年以降は、世界一から遠ざかっている。
ジム・リーランド監督がチームを指揮し、ミゲル・カブレラやジャスティン・バーランダーが主力として活躍した2010年代前半は、2011年から2014年にかけて地区4連覇を果たすも(リーランドは2013年をもって監督を勇退)、ワールドシリーズに進出した2012年はジャイアンツに4連敗のスイープを喫して世界一を逃した。
2015年から2023年にかけて、ポストシーズン進出は皆無で、レギュラーシーズン勝ち越しも、2016年の1シーズンのみだったが、AJ・ヒンチ監督就任3年目の2023年は、78勝84敗ながら地区2位と、再浮上の兆しを見せる。
そして、2024年は夏場以降、トレードで売り手となったことから同年のサイ・ヤング賞投手となる絶対的エース、タリク・スクーバル以外は、ほぼ先発ローテーションを固定しない『ピッチングカオス』と呼ばれた変幻自在(苦し紛れという説もある)の投手起用法で勝ち星を伸ばし、86勝76敗と勝ち越して、ワイルドカードでのポストシーズン進出を果たした。
このオフシーズンは、昨夏のトレードで放出した先発右腕のジャック・フラハーティ、さらには実績十分の二塁手グレイバー・トーレスや、ベテラン右腕アレックス・カッブをFAで獲得し、ロースターの拡充に成功。
昨季、急成長を遂げた若手選手たちが、パフォーマンスを維持することができれば、2年連続のポストシーズン進出も十分に射程圏に捉えられるはずだ。
2000年から本拠地とする『コメリカパーク』は、デトロイト中心部から近く、アクセスは至便。球場内は虎のメリーゴーラウンド、ボールの観覧車、大型フードコート、ビアホールなど、アトラクションに富んでいる。
フィールドはセンターが深く、かつてはメジャー30球団の本拠地で最も本塁打の出にくい球場となっていたが、2023年に中堅フェンスがやや前に出されるとともにやや低くなったことで、2023年から2024年にかけてのデータで見ると、現在の本塁打の出にくさはMLB全体で9番目の数字となっている。
なお、本塁打が出にくい球場の御多分に洩れず、三塁打の出やすさはMLBトップレベルだが、スタットキャストによる2024年のパークファクターは97と、投手有利の指数を示している。
注目選手
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