シンシナティ・レッズ(ナショナルリーグ中地区) チーム紹介

シンシナティ・レッズ

TEAM INFORMATION

基本情報

創設
1881年
監督
デビッド・ベル
スタジアム
グレートアメリカン・ボールパーク(2003年開場)
収容人員
4万3500人
優勝回数
ワールドシリーズ優勝5回
リーグ優勝9回
地区優勝10回
過去在籍した日本人選手
秋山翔吾
過去5年間の順位
2023年
中地区3位
2022年
中地区4位
2021年
中地区3位
2020年
中地区3位 ワイルドカード敗退
2019年
中地区3位

MLBでもトップクラスに入る長い歴史のある球団で、発足は1881年まで遡る。当時の球団名は、シンシナティ・レッドストッキングスで、アメリカン・アソシエーションというプロ野球機構に所属していたが、1890年にナショナル・リーグへ加わり、名称をレッズと改めた。


ナ・リーグ加盟後は、しばらく優勝争いと無縁の時代が続くが、1919年に初めてワールドシリーズを制覇すると、1939年から翌1940年にかけて2季連続ワールドシリーズ出場を果たし、40年に2度目のワールドシリーズ制覇を遂げる。


ジョニー・ベンチ、ジョー・モーガン、ピート・ローズらを擁し、「ビッグレッドマシーン」の異名を誇った1970年代にチームの黄金期を築き、この10年間で地区優勝6回、リーグ優勝4回、そして1975年から1976年にかけてワールドシリーズ連覇を果たした。


その後、1980年代はポストシーズンから遠ざかるも、1990年にはルー・ピネラ新監督のもと、打線で中軸を担ったクリス・セイボーとエリック・デービス、エースのホセ・リーホ、さらには「ナスティボーイズ」と呼ばれた剛腕救援トリオの活躍で、5度目の世界一に輝いた。しかし、それ以降は現在に至るまで地区優勝こそ3回を数えるも、リーグ優勝は皆無となっている。


1982年以来の100敗シーズンとなった2022年を経て臨んだ2023年は、チーム再建期にあったにも関わらず、ハンター・グリーン、アンドリュー・アボット、グラム・アシュクラフトといった若手投手が長足の進歩を見せるかたわら、エリー・デラクルーズ、マット・マクレイン、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド、ノエルビ・マルテといった若手野手が躍動し、82勝80敗と大きく持ち直した。


ポストシーズン進出を目標としたい2024年へ向け、このオフにはラインナップにジェイマー・キャンデラリオ、先発ローテーションにフランキー・モンタスとニック・マルティネス、そしてブルペンにエミリオ・パガンとブレント・スーターを加える豪華ではないながら質実な補強を敢行。昨季躍進を遂げた若手選手たちが更なる飛躍を見せれば、面白い存在になるだろう。


オハイオ川の河畔に佇む本拠地のグレートアメリカン・ボールパークは2003年の開場で、三塁側スタンドにある大きな隙間の『ザ・ギャップ』、そしてセンター後方にある蒸気船の煙突を模した『スモークスタックス』が名物となっている。


本塁打の出やすさはMLBナンバーワンで、スタットキャストによる2021年から2023年にかけてのパークファクターは107と、MLB全体で3番目に打者有利の指数となっている。

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