テキサス・レンジャーズ(アメリカンリーグ西地区) チーム紹介

テキサス・レンジャーズ

TEAM INFORMATION

基本情報

創設
1961年
監督
ブルース・ボウチー
スタジアム
グローブライフ・フィールド(2020年開場)
収容人員
4万0300人
優勝回数
ワールドシリーズ優勝1回
リーグ優勝3回
地区優勝7回
過去在籍した日本人選手
伊良部秀輝、大塚晶則、福盛和男、建山義紀、上原浩治、ダルビッシュ有、藤川球児、有原航平
過去5年間の順位
2023年
西地区2位 ワールドシリーズ優勝
2022年
西地区4位
2021年
西地区5位
2020年
西地区5位
2019年
西地区3位

球団創立は1961年で、同年のMLBエクスパンションにより、当初はワシントン・セネターズとしてアメリカン・リーグに参入。1972年に本拠地をテキサス州アーリントンへ移転し、名称をテキサス・レンジャーズに改めた。


ワシントン時代からテキサス移転後も、しばらくは弱小球団としてプレーオフとは無縁の年月を送り、1994年にようやく初めて地区優勝を果たすも、この年はストライキによりポストシーズンは開催されなかった(なお、1994年は地区1位ながら勝率は4割台)。


それでも間を置かず、強打者のフアン・ゴンザレスとイバン・ロドリゲスを擁した1996年に再び地区優勝を遂げ、初めてプレーオフ進出を果たした。以後、2022年にかけて6度の地区優勝に加え、2010年から2年連続ワールドシリーズ進出を果たすも、長く数少ないワールドシリーズ未制覇球団となってきた。


だが、名将ブルース・ボウチーを監督に招聘した2023年にワイルドカードながらポストシーズン進出を果たすと、プレーオフではコリー・シーガーやアドリス・ガルシアらの活躍により、アップセットに次ぐアップセットの快進撃でワールドシリーズに駒を進め、ダイアモンドバックスを退けて遂に世界一の称号を手に入れた。


ただ、これを黄金期の幕開けとしたいところだが、連覇へ向けた見通しは必ずしも明るいものではない。このオフはジョーダン・モンゴメリー(3月15日現在FAで再契約には至っていない)、マーティン・ペレス、アロルディス・チャップマン、ミッチ・ガーバー、ロビー・グロスマンと、複数のキープレーヤーを放出しつつ、その穴埋めはできていない状況。


さらに、ジェイコブ・デグロームとマックス・シャーザーのサイ・ヤング賞コンビは、手術により夏以降の復帰予定となっているほか、ワールドシリーズMVP男のコリー・シーガーもヘルニアの手術を受けたことで、開幕までの復帰が微妙な状態となっているため、アストロズとの西地区優勝争いでは劣勢に回る可能性が高い。


本拠地のグローブライフ・フィールドはコロナ禍で短縮シーズンとなった2020年の開場で、中立地開催となった同年のワールドシリーズ開催地でもある。本拠地として短命に終わった先代グローブライフ・パークの問題点である夏の酷暑に対応するため、グローブライフ・フィールドは開閉式屋根付き球場となっており、フィールドはMLBでは数少ない人工芝。


高温と乾燥した気候により本塁打は出やすいが、二塁打と三塁打の出やすさは平均以下であり、スタットキャストによる2021年から2013年にかけてのパークファクターは102と、やや打者有利の指数となっている。

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