ボルティモア・オリオールズ(アメリカンリーグ東地区) チーム紹介

ボルティモア・オリオールズ

TEAM INFORMATION

基本情報

創設
1901年
監督
ブランドン・ハイド
スタジアム
オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(1992年開場)
収容人員
4万4970人
優勝回数
ワールドシリーズ優勝3回
リーグ優勝7回
地区優勝10回
過去在籍した日本人選手
上原浩治、藤浪晋太郎
過去5年間の順位
2023年
東地区1位 地区シリーズ敗退
2022年
東地区4位
2021年
東地区5位
2020年
東地区4位
2019年
東地区5位

前身はセントルイス・ブラウンズだが、ルーツは、そのまた前身で1894年に創立され、1901年のアメリカン・リーグ発足時のオリジナルメンバーであるミルウォーキー・ブルワーズ(現ブルワーズとは別球団)まで遡ることができる。


その後、球団は1902年にセントルイスへと移転し、名称をブラウンズに変更。さらに、1954年にボルティモアへと移転し、球団名を現在のオリオールズに改めた。球団名はメリーランド州の州鳥であるオリオール(ムクドリモドキ)に由来。


レッズから移籍した主砲のフランク・ロビンソンが三冠王を獲得した1966年に、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げると、その後は1960年代後半から1980年代前半にかけて、名将アール・ウィーバーがチームの黄金期を築き上げるなか、1970年と1983年にワールドシリーズを制覇。また、1995年には、球団のシンボル的選手だったカル・リプケンJr.が、MLB新記録となる2131試合連続出場を達成した。


近年は2018年から2021年にかけて、3度100敗以上のシーズンを送るなど、低迷期に入っていたが、ブランドン・ハイド監督の就任4年目だった2022年にレギュラーシーズンの勝率を5割以上に戻すと、2023年はMLBナンバーワン捕手の呼び声高い若きスター、アドリー・ラッチマンらが躍動。激戦区となったア・リーグ東地区で101勝を挙げ、久しぶりの地区優勝を果たした。


2024年も才能溢れる若きロースターは健在であり、現役最高右腕の1人であるコービン・バーンズの獲得はこのオフの大きな成果だが、トミー・ジョン手術を受けたクローザーのフェリックス・バティスタのシーズン全休が確定しており、新戦力のクレイグ・キンブレルは近年衰えが隠せていないだけに、その穴を埋めることができるかどうかは微妙な状況となっている。このオフは、バウンスバックを狙うヤンキースが積極的に戦力増強に着手しているだけに、地区2連覇は決して簡単なミッションではない。


1992年から本拠地とする「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」は、右翼スタンド後方の倉庫が印象的な新古典主義ボールパークの先駆け的存在。2023年シーズンには、エンジェルスでプレーした大谷翔平が、この倉庫と球場の間にある遊歩道に特大ホームランを打ち込んだ。


但し、、2022年シーズンから、左翼を広げ、フェンスを高くしたことで本塁打は激減。2023年も本塁打数はMLB全30球場中、9番目に少なく、スタットキャストによるパークファクターは96と、投手有利な球場となっている。

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