ニューヨーク・メッツ(ナショナルリーグ東地区) チーム紹介

ニューヨーク・メッツ

TEAM INFORMATION

基本情報

創設
1962年
監督
カルロス・メンドーサ
スタジアム
シティ・フィールド(2009年開場)
収容人員
4万1922人
優勝回数
ワールドシリーズ優勝2回
リーグ優勝5回
地区優勝6回
在籍中の日本人選手
千賀滉大、藤浪晋太郎
過去在籍した日本人選手
柏田貴史、野茂英雄、吉井理人、新庄剛志、小宮山悟、松井稼頭央、石井一久、高津臣吾、高橋建、高橋尚成、五十嵐亮太、松坂大輔、青木宣親
過去5年間の順位
2023年
東地区4位
2022年
東地区2位 ワイルドカード敗退
2021年
東地区3位
2020年
東地区4位
2019年
東地区3位

球団創設は1962年で、同年のMLBエクスパンションでヒューストン・コルト45s(現アストロズ)とともに誕生した。チーム名のメッツは、メトロポリタンズから来ており、チームカラーのブルーとオレンジは、かつてニューヨークを本拠地としたドジャースとジャイアンツのチームカラーに由来する。


黎明期は100敗以上のシーズンが続き、最下位を定位置とする弱小球団だったが、1967年に新人王を獲得し、その後、300勝投手となり殿堂入りすることになるトム・シーバーを擁した1969年に、100勝を挙げて初の地区優勝を果たすと、ポストシーズンも快進撃を続けてワールドシリーズを制覇し、『ミラクル・メッツ』と呼ばれた。


その後、ドワイト・グッデンとダリル・ストロベリーの2大スターを擁した1986年に2度目の世界一を遂げるも、以降、2度出場したワールドシリーズではいずれも敗れている。近年は大富豪オーナー、スティーブ・コーエンの資金力による大型補強で毎年のように贅沢なロースターを完成させており、2022年には101勝を挙げてプレーオフ進出を果たした。


しかし、2023年は2人合わせてサイ・ヤング賞6回というジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーのコンビに加え、大物ルーキーの千賀滉大を獲得し豪華先発ローテーションを完成させて開幕を迎えるも、早々に優勝争いから脱落して夏場にバーランダーとシャーザーをトレードで放出すると、最終的には勝率4割台と不本意なシーズンを終わった。


バウンスバックを期す2024年を迎えるにあたり、このオフは大物FA選手の獲得に乗り出すも、ことごとく失敗に終わったが、昨季ケガにより全休したMLB屈指のクローザーであるエドウィン・ディアスの復帰は大型補強のようなものである。


フランシスコ・リンドーア、ピート・アロンゾ、そして1年目からサイ・ヤング賞級のパフォーマンスを見せた千賀など、元々ロースターはスター選手ぞろいであり、これに昨季打撃不振に終わったジェフ・マクニールが本来のパフォーマンスを取り戻し、フランシスコ・アルバレスやブレット・ベイティといった若手選手が順調に右肩上がりの成長曲線を描けば、ワイルドカードでのプレーオフ進出を果たす実力は持っていると見るべきだろう。


本拠地のシティ・フィールドは2009年の開場で、本塁打を含め長打は総じて出難く、スタットキャストによる2021年から2023年のパークファクターは96と、ナショナル・リーグでは2番目に投手有利な指数となっている。


ちなみに、ザ・ビートルズが1965年にコンサートを行ったことで有名な先代のシェイ・スタジアムは、老朽化のため2009年に解体され、現在跡地はシティ・フィールドの駐車場となっている。

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