松尾　汐恩

まつお　しおん

定位置確保も近い将来の主軸候補

強肩強打でスター性も抜群の将来の正捕手候補。一軍デビューを果たした昨季は、スタメン4試合を含む27試合に出場し、ポストシーズンでも安打を放った。

中学時代に日本代表として世界少年野球大会に優勝。大阪桐蔭高校では、2年春から4季連続で甲子園に出場し、優勝した3年春のセンバツでは準決勝と決勝で本塁打を放つなど、5試合で打率,353、2本塁打、4打点。

最後の夏は準々決勝で敗れたが、2本塁打を放って史上10人目となる甲子園通算5本塁打を記録した。9月に行われたU18ワールドカップでは大会ベストナインに選出された。

球団34年ぶり、2人目となる高卒捕手のドラフト1位で入団すると、1年目から二軍で104試合に出場して、チームトップタイの7本塁打をマーク。イースタンリーグ史上12人目となるサイクルヒットも記録した。

2024年は開幕一軍スタートで、プロ2打席目に代打で初安打。スタメン2試合目で、小園健太とのドラ1バッテリーを実現させた。8月には自身3度目のスタメンで、5打数3安打とプロ初の猛打賞、初打点も記録した。

ポストシーズンでも、クライマックスシリーズ、日本シリーズともに代打で安打を放った。「勝てる捕手を目指す」という将来の主軸候補は、着実にステップアップしている。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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