ケイ

けい

大一番に強い助っ人先発左腕

力強いストレートを軸に、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球で勝負する先発左腕。昨季は年間を通じて先発ローテを守り、ポストシーズンでも活躍した。

2016年のMLBドラフト1巡目追補（全体31巡目）でメッツに入団。2019年には、若手有望選手が出場するオールスター・フューチャーズゲームのナ・リーグ選抜に選出され、同年9月にMLBデビュー。3試合に登板して初勝利も記録した。

その後、MLBでは2020年に13試合、2021年は11試合に登板。2チームでプレーした2023年は16試合に登板、3Aでは32試合に登板して40回2/3で58奪三振と、高い奪三振率を記録した。MLB5年間で通算44試合登板、4勝2敗3ホールド、防御率5.59をマークしている。

来日1年目の2024年は、開幕から先発ローテ入りを果たし、当初はなかなか白星が付かない試合が続いたが、5月21日の東京ヤクルト戦で2勝目を挙げると、ここから7試合で負けなしの4勝をマーク。

その後も勝ち星には恵まれなかったが、シーズン終了まで一度も休むことなくローテを守り、ポストシーズンでは3試合に登板して2勝を挙げて日本一に貢献した。

今季はバウアーの加入で外国人枠争いが激しくなるが、大一番に強い先発左腕として頼れる存在になる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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