梶原　昂希

かじわら　こうき

外野争いで一歩抜け出した『ハマのギータ』

パワーあふれる打撃に俊足、強肩と三拍子揃った大型外野手。昨季はプロ3年目で初の開幕スタメンから92試合の出場で、打率.292、リーグ2位の16盗塁とブレイクを果たした。

大分雄城台高校では甲子園出場はなし。神奈川大学では1年秋に首位打者のタイトルを獲得するなど、柳田悠岐（福岡ソフトバンク）と同じ地方の大学リーグ出身、身体能力の高いアスリートタイプの外野手として『神奈川のギータ』と呼ばれた。

2021年ドラフト6位での入団となったが、1年目からプロ初出場の試合で球団史上3人目となる初安打が本塁打、さらにNPB史上初となる本塁打を含む4安打の鮮烈デビュー。フレッシュオールスターでは、4打席連続安打を放って優秀選手賞を受賞した。

2023年は夏場に一軍登録されて、4試合連続安打など結果を残したが、8月に試合中の守備で右足を痛めて戦線離脱。二軍では73試合で打率.338、7本塁打の好成績で優秀選手賞を受賞した。

2024年は開幕スタメンも打撃不振で、5月中旬に登録抹消となったが、再昇格した7月中旬から一軍で3試合連続猛打賞など覚醒。7月以降は1番打者に定着し、16試合連続安打を記録するなど、その才能が開花した。

開幕1番の大本命として挑む今季は、さらなる好成績で打撃タイトルも狙う。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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