井上　絢登

いのうえ　けんと

宮﨑の後継者に期待される『ハマのマッチョマン』

豪快なフルスイングで本塁打を量産するパワーヒッター。プロ1年目の昨季は、一軍では打率.190に終わったが、二軍では主軸として打率.308、8本塁打をマークして、チームのファームでの日本一に貢献した。

久留米商業高校では甲子園出場はなかったが、豪快な打撃で通算20本塁打をマーク。福岡大学ではリーグ戦通算9本塁打、全日本大学選手権でも本塁打を放った。

大学卒業時にプロ志望届を出したが、指名がなく四国アイランドリーグplusの徳島に入団。1年目からリーグで本塁打王（13本塁打）、打点王（41打点）に輝き、2年目も14本塁打、39打点で2年連続二冠王となり、2023年ドラフト6位指名で念願のプロ入りを果たした。

ルーキーイヤーの2024年は開幕一軍を逃したが、二軍で4番打者として、4月中旬まで打率.367、2本塁打を記録して一軍に昇格。プロ初スタメンの試合で初安打を記録した。

再び二軍降格となった5月は、イースタンリーグでトップの17打点、同3位の23安打、3本塁打を記録してファーム月間MVPに選出された。

交流戦では再び一軍に昇格してスタメンで起用されたが、一軍では打率1割台と結果を残せなかった。

それでも宮﨑敏郎の故障離脱時には多くの試合でスタメン三塁を任されており、ポスト宮﨑として期待は高い。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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