林　琢真

はやし　たくま

スピード感あるプレーが魅力の万能内野手

一塁到達タイムが4秒を切るスピードと、強肩を生かした守備が武器の内野手。定位置確保を期待された昨季は、打撃不振で出場数が前年を下回った。

東邦高校では、2学年上の藤嶋健人、1学年下の石川昂弥（ともに中日）とチームメイトで、2年春から二塁手のレギュラーとなり、3年春のセンバツに出場した。

駒澤大学では、3年秋のリーグ戦で最多タイの7盗塁を記録するなど、4年間通算で31盗塁を記録し、ハーレムベースボールウィークの日本代表にも選出された。

2022年ドラフト3位で入団したプロでは、1年目から開幕スタメンの座を勝ち取り、一塁以外の全ての内野のポジションで起用された。4月にプロ初打点から初安打、初盗塁と順調なスタートだったが、6月に自打球で骨折して戦線離脱。

それでも8月に再昇格すると、すぐにプロ初タイムリーを記録し、9月以降は打率.277をマーク。クライマックスシリーズでは1番・遊撃手でフル出場を果たした。

2024年は開幕一軍も、6月まで打率1割台と不振で遊撃手の座は森敬斗や京田陽太に奪われた。9月に右手骨折で離脱したが、ポストシーズンには復帰して代走、守備固めで出場した。

オフにはSNSで結婚を発表し、今季は再び内野のレギュラー争いに参戦する。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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