蝦名　達夫

えびな　たつお

三拍子揃った青森産外野手が本格化間近

非凡な打撃センスに俊足、強肩と三拍子揃った外野手。昨季は自己最多の76試合に出場し、打率、打点など打撃部門のほとんどでキャリアハイをマークした。

青森商業高校で通算31本塁打を記録し、青森大学では4年秋のリーグ戦で首位打者となり、チームの16シーズンぶりの優勝に貢献した。

2019年ドラフト6位で入団し、1年目から9月に代打で登場した阪神戦でバックスクリーン直撃のプロ初安打、初本塁打を放った。2021年は31試合に出場したが、打率1割台で本塁打0。

ブレイクの兆しを見せたのが2022年で、交流戦の18試合中13試合でスタメンなど、6月中旬から1番で起用される試合が増え、最終的に61試合出場で打率.247、3本塁打をマークした。

2023年は故障で出遅れ、6月中旬に昇格した一軍では打撃不振に守備のミスもあり、42試合出場で打率.140と再び低迷した。

2024年もオープン戦で結果を残せず開幕一軍を逃したが、二軍で結果を残して4月末に一軍昇格すると、初出場の試合から2、2、4安打と爆発。

5月中旬から交流戦まで1番打者として起用され、最終的に76試合で打率.256、3本塁打、17打点を記録した。後半戦は故障もあり失速したが、熾烈な外野争いを勝ち抜く手応えはつかんだ1年となった。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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