ウェンデルケン

J.B.WENDELKEN

横浜愛あふれるタフな剛腕リリーバー

体重100キロを超える巨体からの豪速球とチェンジアップで勝負するリリーバー。来日1年目からチーム最多の61試合に出場し、クローザーも務めるなど防御率1.66をマークした。

2016年にオークランド・アスレチックスでメジャー初昇格を果たして8試合に登板したが、同年にトミー・ジョン手術を受けて2017年シーズンは実戦登板なし。2018年にメジャー復帰を果たし、ブルペンの一員として2019年から2年連続20試合以上に登板し、2020年には防御率1.80の好成績を残した。

シーズン途中にアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍した2021年は、アスレチックスで26試合、ダイヤモンドバックスで20試合に登板して、46試合4勝3敗2セーブ、6ホールド。2022年は29試合で2勝1敗1ホールドをマークした。

MLB6年間での通算144試合は全てリリーフ登板で、ホワイトソックス傘下のマイナーに所属していた2015年には、アメリカ代表としてプレミア12に出場した経験もある。

来日1年目の昨季は腰痛で出遅れたが、4月に一軍昇格すると中継ぎとしてフル回転。5月中旬以降は防御率1点台をキープし、シーズン終盤には来日初セーブもマークした。

「横浜は私にとって第2の故郷」というタフな右腕は、今季もブルペンの柱として期待される。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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