徳山　壮磨

とくやまそうま /p>

一軍デビューが待たれる実戦派右腕

高校、大学で名門校のマウンドを守ってきた実戦派右腕。プロ2年目の昨季は、二軍で結果を残してシーズン終盤に一軍に昇格したが、登板機会がなく一軍デビューは果たせなかった。

大阪桐蔭高校では2年春からベンチ入りして春の甲子園に出場。3年春はエースとして決勝までの5試合全てで勝利投手となって全国制覇を果たした。最後の夏の甲子園でも完封勝利など、2勝して甲子園通算7勝をマーク。大会後はU−18ワールドカップ代表に選出され、チームの銅メダルに貢献した。

早稲田大学では、2年春にベストナインに選出されるなど、4年間でリーグ戦通算35試合に登板して9勝5敗、防御率2.40の成績を残した。大学では千葉ロッテ、メジャーリーグでも活躍した小宮山悟監督の指導を受け、投球技術だけでなく、プロとしての心構えも学んだ。

1年目は一軍登板を果たせず、一軍デビューを狙った昨季は、イースタン・リーグで22試合に登板して1勝2敗、防御率3.23だったが、7月以降の16試合は防御率0.95と飛躍の兆しを見せた。オフにはオーストラリアに派遣されて、10試合に登板して3セーブ、奪三振12.60の好成績を残した。

即戦力の期待から2年間一軍登板なしと、背水の陣から今季こそ一軍で戦力になる。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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