平良　拳太郎

たいらけんたろう

先発の柱に期待されるサイド右腕

長い手足を生かしたトルネード投法から、スライダーとシンカーを駆使して打者を打ち取るサイド右腕。先発ローテーションに復帰した昨季は、2年ぶりの一軍勝利など4勝をマークした。

沖縄の北山高校からドラフト5位で巨人に入団。巨人での3年間は一軍登板が1試合のみで、2016年のオフにFA移籍した山口俊の人的補償として、ベイスターズに入団した。

移籍1年目の2017年に移籍後初登板、初先発でプロ初勝利をマークすると、翌年はシーズン後半に先発ローテ入りして5勝。2019年も14試合に先発して5勝と、右の先発として頭角を現した。

開幕ローテ入りを果たした2020年は、8試合連続クオリティスタートで防御率1点台と安定した投球を見せたが、8月後半に離脱して最終的には4勝。2021年は2試合に先発したのみで、6月に右肘手術を行い、オフに育成契約となった。

手術から復帰した2022年は、二軍での復帰登板が8月末まで遅れて、一軍昇格は果たせなかったが、シーズン終了後のフェニックス・リーグでリハビリプログラムを終えた。

昨季は5月の巨人戦で自身888日ぶりの勝利投手となり、プロ入り時の目標だった東京ドームでの勝利を10年目で果たした。体調万全で迎える今季は、開幕から先発陣の柱として期待される。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

いつでもどこでも視聴できる！

※配信コンテンツは放送番組とは異なります。配信予定をご確認ください