関根　大気

せきねたいき

チーム1の好漢が10年目のブレイク

俊足と強肩を生かした外野守備に、センスあふれる打撃が魅力の外野手。昨季はシーズン序盤から打撃好調で外野の一角を確保し、プロ10年目で自身初の規定打席到達となった。

東邦高校時代は甲子園出場がなかったが、高校通算33本塁打を記録。ドラフト5位入団すると、高卒2年目の開幕戦に代打でプロ初本塁打を放ち、19歳での開幕戦本塁打はリーグ最年少記録となった。その後は2016年の70試合出場をピークに出場機会が減少し、2020年はプロ初の一軍出場なしに終わった。

転機となったのは三浦大輔監督が就任した2021年。「2番・ライト」で開幕スタメンを果たすと、開幕から6試合連続安打で波に乗り、代打や守備固めなどでシーズンのほとんどを一軍で過ごした。

2022年は開幕から一軍に帯同し、2年連続100試合以上出場を果たして打率、安打数ともに大幅にアップ。オフにはメキシコのウィンターリーグに派遣され、攻守にレベルアップをはかった。

2年ぶりの開幕スタメンとなった昨季は、4月中旬まで打率4割台をキープし、5月には14試合連続安打と好調な打撃で外野の一角を確保。自身初のオールスター出場も果たした。今季も外野の定位置を守り、ルーキー度会隆輝との1・2番コンビで強力打線の起点となる。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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