大田　泰示

おおたたいし

派手な活躍が魅力の大型外野手

強肩を生かした守備と一発もある強打が魅力の大型外野手。昨季は打撃不振で75試合出場と不本意な成績に終わった。

東海大学付属相模高校で甲子園出場はなかったが、高校通算65本塁打を記録した。ドラフト1位で入団した巨人では、8年間で一軍定着もままならなかったが、トレードで移籍した北海道日本で、自身初の規定打席到達、さらに初のゴールデングラブ賞を受賞など、年々キャリアアップを果たした。

2021年に移籍後初めて出場数が100試合を切り、ノンテンダーFAとなったオフにベイスターズ移籍が決まった。6年ぶりのセ・リーグとなった2022年は、62試合の出場で打率.278だったが、8月には代打サヨナラ安打、スタメンでも5打数5安打など、印象に残る活躍が多かった。

昨季は7月終了時まで打率1割台とスランプに陥った。9月の阪神戦では代打で決勝本塁打を放ったが、代打本塁打での1−0の勝利は球団初、0−0の9回に代打のソロ本塁打で試合が決まったのは2リーグ制後で初の記録と、貴重な一発になった。

オフにはメキシコのウインターリーグに参加したが、23打数無安打と厳しい結果に終わった。度会隆輝らの加入で熾烈になる外野争いで、今季は生き残りをかけるシーズンになる。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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