西浦　直亨

にしうらなおみち

攻守にハイレベルなショートストップ

昨季7月に阪口皓亮とのトレードで移籍してきた強打が魅力の内野手。昨季はベイスターズでは13試合の出場で1安打のみだったが、東京ヤクルトでは2シーズンで2ケタ本塁打を記録している。

天理高校では3年時に春夏連続で甲子園に出場。法政大学では1年春からベンチ入りし、4年春にはベストナインに輝いた。大学では三上朋也、三嶋一輝、石田健大などベイスターズ関係のチームメイトが多くいた。

ドラフト2位で入団した東京ヤクルトでは、開幕スタメンでNPB史上初となる開幕戦での新人選手の初打席初球本塁打を記録したが、なかなか定位置は確保できなかった。

プロ5年目の2018年にキャリアハイの138試合に出場し、自身初の規定打席到達。9月の阪神戦で2打席連続本塁打を放つなど、こちらも自身初の2ケタ本塁打を記録した。その後は20年に101試合、21年は92試合に出場したが、レギュラー定着には至らなかった。

それでも逆転サヨナラ本塁打や、連続イニング無失点を継続していた投手から本塁打を放つなど、勝負強い打撃には定評があった。

打撃だけでなく、ショートストップとして安定したスローイングで堅実な守備の評価も高い。京田陽太、林琢真、大和など激戦区の遊撃争いに勝ち抜くだけの実力はある。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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