京山　将弥

きょうやままさや

スランプ脱却が待たれる実力派右腕

打者の手元で伸びるストレートとカットボール、フォークなど多彩な変化球が武器の正統派右腕。昨季は不振で二軍での調整が続き、ルーキーイヤー以来となる一軍登板なしに終わった。

近江高校では3度の甲子園出場。3年夏の滋賀県大会では決勝までの4試合に全て登板し、26イニングで失点0、30奪三振を記録した。

プロ入り後は2年目の2018年に開幕一軍入りを果たし、初登板から3戦3勝を記録するなど、13試合に登板して6勝をマーク。2019年は二軍でチーム2位の7勝を挙げたが、一軍では未勝利に終わり、オフに今永昇太と渡米して自主トレを敢行。2020年は一軍で2年ぶりに勝利投手になるなど2勝を挙げた。

開幕ローテ入りを果たした2022年は、前半戦は不安定な投球だったが、8月後半からエース格の投手相手に2試合連続無失点で連勝するなど、18イニング連続自責点ゼロを記録。その後は勝ち星には恵まれなかったが、シーズン終了までローテを守った。

昨季は春季キャンプで突如の制球難に陥り、シーズン終了まで一軍昇格がなかった。二軍では主に中継ぎとして39試合に登板し、4勝3敗、防御率3.06をマークしている。

一軍実績も豊富な実力者だけに、調子を取り戻せばチームの大きな戦力となるはずだ。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

いつでもどこでも視聴できる！

※配信コンテンツは放送番組とは異なります。配信予定をご確認ください