桑原　将志

くわはらまさゆき

『ハマの元気印』はダイビングキャッチが代名詞

広い守備範囲にパンチ力を秘めた打撃、盗塁もできる俊足と三拍子揃った外野手。昨季は132試合に出場して、自身8年ぶりとなるゴールデングラブ賞を受賞したが、打率.252と打撃面では不満も残るシーズンだった。

福知山成美高校では甲子園出場がなかったが、ドラフト4位で入団したプロではルーキーイヤーからフレッシュオールスターに出場。2016年に初めて規定打席に到達すると、2017年はレギュラーシーズン全試合出場を果たして自己最多の13本塁打を放ち、守備ではゴールデングラブ賞に選出された。

2018年には史上67人目となるサイクルヒットを記録したが、好不調の波が激しく出場数が減った。その後も打撃不振で出場機会が大幅に減少したが、三浦大輔監督が就任した2021年に開幕から1番に定着して復活を果たし、打率.330で最後まで首位打者争いを続けた。

2022年は、コロナ感染に打撃不振も続いて一時はスタメンから外れた。夏場の阪神戦で決勝満塁本塁打を放つなど派手な活躍もあったが、打撃成績は前年から大幅に数字を落とした。

昨季は6月上旬まで打率3割台をキープと好調だったが、8月は月間打率.200、9月も同.188と後半戦に失速した。今季の目標は、体調を整えて全試合フルイニング出場してチームの優勝に貢献することだ。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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