ケイ

ANTHONY KAY

研究熱心な最速157キロの大型サウスポー

最速157キロの速球にスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球が武器の左腕。MLB5年間で通算44試合に登板し、4勝2敗3ホールド、防御率5.59をマークした。

2016年のMLBドラフト1巡目追補（全体31巡目）でメッツに入団。2019年には若手有望選手が出場するオールスター・フューチャーズゲームのナ・リーグ選抜に選出され、同年9月に先発としてMLBデビュー。3試合に登板して初勝利も記録した。

その後は2020年にリリーフとして13試合、2021年は先発5試合を含む11試合に登板。カブスに移籍した昨季は13試合、9月にメッツに移籍後は2試合に登板した。

マイナー通算成績は、登板105試合で62試合に先発して23勝27敗、防御率4.13。昨季は3Aでも32試合に登板しており、40回2／3で58奪三振と投球イニング数を大きく上回る奪三振数を記録している。

ブルージェイス時代にチームメイトだった元オリックスのワゲスパックに日本の野球について質問し、昨季所属したバウアーのYouTubeを見てチームの雰囲気や横浜の街並みなどを勉強したという研究熱心な性格は日本向きと言えそうだ。

経験豊富な左腕だが、昨季の先発登板は1試合のみで、ベイスターズではエスコバーの抜けたブルペンの一角に期待される。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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