濵口　遥大

はまぐちはるひろ

モデルチェンジで復調が期待される『ハマのハマちゃん』

140キロ後半のストレートにチェンジアップなど、緩急をつけた投球で打者を打ち取るサウスポー。昨季は開幕から6試合勝ち星なしの5連敗と不振に陥り、自己ワーストの3勝にとどまった。

神奈川大学から2016年ドラフトの『外れ外れ1位』として入団したが、1年目から球団20年ぶりとなる、新人2ケタ勝利をマーク。ポストシーズンではクライマックスシリーズで、球団新人初の勝利投手となり、日本シリーズでは優秀選手賞でシーズンの新人王投票では3位だったが、新人特別賞を受賞した。

2年目以降は投球回数が100イニングに達せず、初の開幕投手を務めた2021年も不安定な投球で5勝7敗に終わった。2022年はルーキーイヤー以来となる3ケタの投球回で8勝をマークしたが、昨季は史上4人目となる負けなしの7連勝を記録した交流戦でも敗戦投手になるなど、結果を残せなかった。

不本意な成績から、オフにはプエルトリコのウインターリーグに参加。8試合に先発して防御率2.68の好成績でチームの優勝に貢献し、復調への足がかりはつかんだ。

プロ入り以来、いまだ規定投球回到達がない8年目のサウスポーが、今季こそ1年間先発ローテを守って、1年目以来の2ケタ勝利、さらにキャリアハイを目指す。

TEXT by 大久保泰伸
協力：ベースボール・タイムズ

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