ジョシュア・マクアーリン

ヒョンデに移籍したアドリアン・フルモーに代わって、名門「M-Sport Ford WORLD RALLY TEAM」のシートを獲得したのは26歳のアイルランド人ドライバー、ジョシュア・マクアーリンだ。

マクアーリンは2017年にイギリス・ジュニアラリー選手権にシトロエンC2でデビュー。3年目の2019年には3勝をマークしてシリーズチャンピオンに輝いている。

その実績が認められ、2020年からはアイルランドのモータースポーツ連盟の支援を受けたプロジェクトでヒョンデi20 R5を駆りWRC3に参戦予定だったが、コロナ禍の影響を受けて出場は1戦のみに留まった。

2022年からはWRC2にステップアップし、2024年はシュコダを走らせるTok Sport WRT2に移籍。ラリー・ポルトガルでは２位表彰台を獲得した。

25歳になった2025年はついに夢であった最高峰クラスにステップアップ。アイルランド人としては2023年にテスト中の事故で亡くなったクレイグ・ブリーン以来となるレギュラーシートを獲得したマクアーリン。ベストリザルトは7位と苦戦しているものの、年間ランキングでは2年目のムンスターを上回るポイントを獲得している。ラリージャパンの出場は1回だけだが、最高峰の舞台で熱い走りを見せて欲しい若手だ。