ローラ・ヤマハABT

シーズン11（24年-25年）から新規参戦を開始した「ローラ・ヤマハABT（アプト）」。日本の2輪メーカー「ヤマハ発動機」とイギリスの「ローラ」の共同プロジェクトは2年目のシーズンを迎える。「ローラ」はかつてF1、F3000、インディカーの名シャシーコンストラクターとして名を馳せたが2012年でシャシービルダーとしての業務は終了。フォーミュラEでは共通シャシー「Gen3 Evo」を使用するため、ヤマハとの協業でパワートレインを開発している形だ。チームの運営はかつてアウディのフォーミュラEチームの運営を担っていたドイツのABT（アプト）が務める。戦力未知数のまま参戦した昨シーズンはシーズン3（16年-17年）のチャンピオン、ディ・グラッシがマイアミで奇跡的な2位表彰台を獲得。4度のポイント獲得を達成するなど予想以上の活躍を披露。昨シーズン無得点の若手、マローニも継続参戦となるが、好成績を残すよりは「Gen 4」導入の新時代に向けたチーム体制の強化がメインテーマとなる1年だ。