鈴木　将人

地元の静岡・浜松市のジュビロ浜松ジュニアユースから浜松湖東高に進んで静岡産業大を卒業した後、ビーチサッカーチーム「RAVIR静岡」に加入して本格的にビーチサッカーを始めた。
同じ静岡の東海大一高（現東海大静岡翔洋高）、浜松大のOBでビーチサッカーに転向していたFW小牧正幸・元ビーチ日本代表からの誘いだった。
ビーチに専念して2年目。その小牧氏が所属する強豪・東京レキオスに「来ないか？」と誘われて「はい！　行きます！」と即答した。この決断がワールドカップ出場を引き寄せた。2017年バハマ大会の代表メンバーに選出されたのである。
もっとも檜舞台では目立った活躍ができず、悔しさだけが残った。バハマ大会以降は、度重なるケガもあって代表定着できなかった。本人は今大会に賭ける気持ちが強く、落ち着いた立ち居振る舞いの中に、並々ならぬ決意を滲ませる。　
高身長（188cm）ながら繊細な足元の技術も持ち合わせ、打点の高いオーバーヘッドシュートを左右両足から繰り出せるのも、大きなストロングポイントとなっている。
現在は「ヴィアティン三重」に所属し、普段は浜松市の鈴建輸送でドライバーとして働いている。
「ビーチサッカーに理解と愛のある会社です。仕事の負担を減らしていただき、ビーチサッカーに向き会う時間を増やすことができました。強い気持ちを持って戦います」