大田　誠人

4歳で初めてサッカーボールを蹴り、地元の岡山・玉野中から玉野高に進学。高校卒業後は岡山・倉敷市を本拠地とする社会人チーム「三菱水島FC」（中国リーグ所属）でプレーすることになった。
退団して20歳の時にビーチサッカーを始め、プレーしていた「ハレクティオ岡山」で同学年のGK柴本慎也（現東京V）と出会う。これが、ビーチサッカー人生の大きなターニングポイントになった。
「アヴェルダージ熊本に移籍していた柴本から誘われ、日本代表になるには上のレベルでプレーせねば、と思って決断しました。岡山県から出たことがなくて不安もありましたが、25歳という年齢的にもチャレンジするなら今しかない、と思い切って決断しました」
その結果、3年後の2024年6月、国内合宿に呼ばれ、7月のポルトガル遠征で代表デビューを果たしてみせた。
代表随一のアクロバティックなプレーが持ち味だ。どのエリアからでも鋭いオーバーヘッドシュートが打てるのに加え、ダイレクトボレーシュートも得意としており、田畑ジャパンの貴重な飛び道具である。
性格は、物静かな方だ。ピッチ内外で声が聞こえる機会は多くないが、秘めたる闘志は熱く燃えている。
「思い切りの良いシュートとチームのために献身的にプレーするのが持ち味です。自分の役割をワールドカップでしっかりと発揮してきます」