フリオ・ロドリゲス

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フリオ・ロドリゲス
Julio Rodriguez
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所属
シアトル・マリナーズ
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ポジション
外野手
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生年月日
2000年12月29日
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身長/体重
191cm/103kg
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投打
右投右打
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出身
ドミニカ共和国
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年俸
2019万ドル(約30.3億円)
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主なタイトル・表彰
新人王(2022年)
シルバースラッガー賞:2回(2022・23年) -
2024年成績
- 打率
- .273
- 本塁打
- 20
- 打点
- 68
- 盗塁
- 24
イチローの愛弟子で次代のスター
愛称は『J-Rod』で、広角に打ち分ける打撃能力と、長打を量産するパワーを併せ持っており、俊足・強肩で守備でも見せ場を作る走攻守が揃った万能プレーヤー。
出身はドミニカ共和国で、16歳だった2017年に国際フリーエージェントとしてマリナーズと契約しプロ入り。2021年に若手有望株のMLBプロスペクトで2位に選ばれると、2022年シーズンの開幕戦で中堅手として先発出場し、MLBデビューを飾る。
2022年はそのまま中堅手のレギュラーに定着し、夏場にはルーキーながらオールスターゲーム選出を果たすと、最終的には132試合に出場し。
打率.284/出塁率.345/長打率.509、OPS.854、28本塁打、75打点、25盗塁と、センセーショナルなシーズンを送り、シルバースラッガー賞を獲得するとともに、アメリカンリーグの新人王に輝いた。
デビューシーズンでの25本塁打25盗塁達成はMLB史上初であり、ルーキー外野手によるシルバースラッガー賞受賞は、MLB史上、イチロー、マイク・トラウト、そしてジャッジに次ぐ4人目の快挙だった。
また、2022年8月にはマリナーズと最大18年総額4億7000万ドルで契約延長に合意し、その規模の大きさが話題となるなど、すでにフィールドの内外でビッグネームの仲間入りをしている。
2023年は春先のWBCに、スター軍団のドミニカ共和国代表の一員として4試合に出場。続けて迎えたレギュラーシーズンでは、2年連続でオールスターゲーム選出を果たしたほか、155試合に出場。
結果は180安打(ア・リーグ2位)、37二塁打(同6位)、32本塁打(同7位)、103打点(同3位)、37盗塁(同3位)と、早くも2年目で30-30(30本塁打30盗塁)を達成するスケールの大きさを見せつけるとともに、2年連続でシルバースラッガー賞を獲得。また、ア・リーグMVP投票でも4位に入った。
しかし、続く2024年はチーム2位の143試合に出場し、打率は.273と現状維持を果たすも、OPSは.734に低下。特に本塁打(20)を始めとする長打の減少は顕著で、長打数が前年の71から37に激減したのは気になるところ。
それでも2025年を迎えるにあたり『MLB.com』の発表した、現役ポジション別トップ10プレーヤーの中堅手部門で堂々の1位に選出されるなど、現地識者からの総合的な評価は依然として高い。
※データは2025年3月1日時点
※1ドル=150円で換算