度会　隆輝

わたらい　りゅうき

高い打撃技術のスター候補生

高い打撃技術と明るい性格でチームを盛り上げる外野手。ルーキーイヤーは、開幕戦から2試合連続本塁打など派手な活躍を見せたが、後半戦は失速してポストシーズンはベンチ外と悔しい思いもした。

元ヤクルトの度会博文氏を父に持ち、U15侍ジャパン代表として出場したアジアチャレンジマッチでは、打率.636をマークしてMVPに輝いた。

横浜高校では1年夏と2年春の甲子園に出場し、プロ志望届を提出したが指名漏れ。社会人のENEOSでは入社2年目の都市対抗で、大会MVPにあたる『橋戸賞』に、『打撃賞』『若獅子賞』を受賞して優勝に貢献し、高卒から3年の最短ルートで1位指名を勝ち取った。

プロ1年目の2024年は、「1番・ライト」で先発出場した開幕戦で球団64年ぶりとなる新人選手の本塁打を記録。翌日も本塁打を放ち、新人選手の開幕から2試合連続本塁打はセ・リーグ史上初の快挙となった。

その後もゴールデンウイークには、球団初となる新人選手の満塁本塁打、交流戦では6試合連続適時打など派手な活躍を見せたが、好不調の波が激しく、後半戦は二軍生活が長くなった。

今季は外野争いが激化することが予想されるが、昨季も二軍では打率.347と別格の働きを見せており、再度の定位置奪取で今季こそ胴上げに参加する。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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