田内　真翔

たない　まなと

三拍子揃ったリードオフマンタイプの遊撃手

抜群の身体能力の高さを誇る、走攻守三拍子揃ったリードオフマン。50メートル走6秒フラットの俊足に、遠投115メートルの強肩、広い守備範囲は高校球界でも屈指の遊撃手だった。

おかやま山陽高校では、1年秋から二塁手兼三塁手でレギュラーとなり、県大会で打率5割をマーク。ベスト8進出を果たした中国大会でも、4打数4安打6打点と非凡な打撃を見せた。

2年夏には県大会5試合で、21打数11安打の打率.524と爆発し、チームは甲子園に出場。1番・サードで全4試合に出場すると、打率.316を記録してチームのベスト8進出に貢献。3回戦の日本大学第三高校戦では3安打1打点と躍動した。

3年夏から遊撃手となり、打撃でも3番を任されるなど、文字通りチームの主力として活躍したが、最後の夏は県大会2回戦で岡山東商業高校に敗れて甲子園出場はならなかった。

高校入学時には「プロ入りを決意していた」という強い意志で、育成指名でも入団OKの姿勢だったが、県大会終了後も週5日以上はグラウンドに立ち、見事に本指名を勝ち取った。

入団会見では「『ハマのダイナマイト』でお願いします」と、キャッチフレーズをアピール。「誰よりも練習して、いつか首位打者を取れる選手になります」と高らかに宣言した。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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