武田　陸玖

たけだ　りく

投打魅力あふれる『ハマの二刀流』

投げては最速149キロのサウスポー、打っては高校通算31本塁打と非凡な野球センスを誇る二刀流候補。ルーキーイヤーは故障で出遅れたが、9月の二軍戦で初安打を放ち、オフの教育リーグでは投手としても実戦を重ねた。

山形中央高校で1年春から一塁手としてレギュラーとなり、秋にはエース番号の『1』を付けた。3年夏の山形県大会では、決勝で日本大学山形高校に敗れ、2年連続で夏の県大会準優勝となり、甲子園出場は果たせなかったが、秋にはU-18W杯高校日本代表に選出された。

大会では4番を任されるなど4試合にスタメン出場し、11打数4安打3打点、打率.364の活躍。投手としても3度のリリーフ登板で1勝1セーブをマークし、初の世界一に貢献した。

ドラフト3位で入団したベイスターズでは、外野手登録された上で投打二刀流の挑戦を公言。左肘の炎症で春季キャンプはリハビリスタートとなり、5月には右肩手術と、なかなか試合に出場することができなかったが、9月の二軍戦に代打でデビューを果たすと、1番・レフトで初スタメンの試合で初安打を記録した。

一軍昇格はまだ先になりそうだが、二軍で実戦成績を積んで『ハマの二刀流』としてデビューが待ち遠しい。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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