篠木　健太郎

しのぎ　けんたろう

マウンド度胸とタフさが光る『ハマのケンケン』

躍動感あふれる投球フォームから繰り出す、最速157キロの速球で打者を圧倒する本格派右腕。高校時代から評判だった剛腕が、大学4年間で着実に成長を重ね、満を持してのプロ入りとなった。

群馬県の館林ボーイズ時代から県内では評判の投手で、高校は千葉県の木更津総合高校に進学。1年夏から県大会6試合中、5試合にリリーフ登板する活躍で、チームの優勝に貢献し、第100回記念大会となった甲子園のマウンドにも上がった。

3年時には主将兼エースとして文字通りチームの柱となったが、新型コロナウィルスの影響で、春夏の甲子園が中止に。それでも夏の千葉県独自大会で5試合に登板して3完投2完封、防御率0.60と圧倒的な投球で優勝の原動力となった。

進学した法政大学では、1年時から155キロを計時して注目を集め、3年春には3勝2敗、防御率0.68で最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、大学通算14勝。2年時と4年時にはハーレムベースボールウィーク日本代表に選出するなど、国際経験も豊富だ。

大学では元・近鉄の投手である高村祐助監督の指導で、武器であるフォークに磨きをかけた。ベイスターズには石田健大、三嶋一輝など法政大学OBも多く、タフな剛腕は即戦力の期待がかかる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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