関根　大気

せきね　たいき

定位置奪回を目指すチーム1の好漢

俊足と強肩を生かした外野守備に、センスあふれる打撃が魅力の外野手。昨季は若手の台頭もあり、79試合と前年から出場数が半減した。

東邦高校では甲子園出場がなかったが、高校通算33本塁打を記録。2013年ドラフト5位入団から、高卒2年目の開幕戦に代打でプロ初本塁打を放ち、19歳での開幕戦本塁打はリーグ最年少記録となった。

その後は2016年の70試合出場をピークに出場機会が減少。転機となったのは三浦大輔監督が就任した2021年で、開幕から6試合連続安打で波に乗り、代打や守備固めなどで一軍定着を果たした。

2022年は2年連続で100試合以上出場を果たして打率、安打数ともに大幅にアップ。2年ぶりの開幕スタメンとなった2023年は、4月中旬まで打率4割台をキープし、5月には14試合連続安打と好調な打撃で外野の一角を確保。自身初のオールスター出場も果たした。

2024年は度会隆輝、梶原昂希らの台頭もあり開幕戦はベンチスタート。スタメン起用された5月中旬まで打率2割5分台とインパクトのある結果を残せず、交流戦以降は代走や守備要員となり、最終的に打率.227、2盗塁と持ち味を発揮できなかった。

ポストシーズン出場もかなわず、危機感を持って挑む今季は定位置奪回がノルマとなる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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