森下　瑠大

もりした　りゅうだい

完成度高い左の先発候補

多彩な変化球で緩急自在の投球が光るサウスポー。昨季は二軍で先発ローテの一角として好投を続けたが、8月に左ひじのクリーニング手術を行い、以降はリハビリに費やした。

中学時代は福知山ボーイズに所属し、全国大会に出場。同期入団の松尾汐恩とはボーイズ時代から対戦し、京都選抜のチームメイトでもあった。

京都国際高校では、春夏合わせて3度の甲子園出場。2年夏は初戦の前橋育英高校戦で、5者連続を含む10奪三振。完封勝利をマークするなど、先発、リリーフで全4試合に登板し、初出場の同校をベスト4進出に導いた。

3年春の甲子園出場も決めていたが、大会直前にチームが新型コロナウイルスに集団感染し出場辞退。最後の夏も甲子園出場を果たしたが、体調が整わず初戦で3回4失点と打ち込まれ、チームは初戦敗退となった。

ドラフト4位で入団したベイスターズでは、1年目から二軍で主に先発で9試合に登板。昨季も8月中旬まで二軍で、13試合に登板して2勝2敗、防御率1.32と結果を残した。

見栄えのする投球フォームから140キロ台中盤の速球に、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールと多彩な変化球が武器。今季こそ一軍で松尾との『同郷同期バッテリー』を見たい。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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