森　敬斗

もり　けいと

期待のドラ1遊撃手が覚醒モードへ

走攻守でスピード感あふれるプレーが魅力の内野手。昨季は自己最多の71試合に出場し、ポストシーズンでも活躍してレギュラー奪取の兆しを見せたシーズンとなった。

桐蔭学園高校では3年春に甲子園出場。U-18ワールドカップの日本代表にも選出された。2019年のドラフト1位で入団し、1年目からシーズン最終盤に一軍昇格。代打で起用されたプロ初打席でフェンス直撃の二塁打を放った。

2021年はスタメン出場が増えたが、1割台の打率に44試合で6失策など、課題も露呈した。初の開幕一軍となった2022年は61試合に出場。6月の巨人戦でプロ初本塁打を放つなど、攻守で成長した姿を見せた。

開幕スタメンを果たした2023年は、打撃不振に故障もあり1ヶ月足らずで二軍降格。7月には二軍戦で右手有鈎骨を骨折して残りのシーズンを棒に振った。

2024年は一軍昇格が5月と出遅れ、8月に守備のミスもあり登録抹消もあったが、再昇格した9月中旬からスタメン起用が続いて月間打率.326と覚醒。

ポストシーズンでも、クライマックスシリーズのファーストステージで打率5割、日本シリーズではショートでフル出場して打率.300、出塁率.400を記録した。

入団以来、将来の主軸候補と期待されたドラ1にとって、今季はレギュラー定着へ重要な1年になる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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